ロイター 3月15日(土)10時59分配信



[東京 15日 ロイター] - オリックス<8954.T>が米ハートフォードの日本法人で変額年金保険大手のハートフォード生命を買収することで最終交渉していることが分かった。関係筋が15日、ロイターの取材に対し明らかにした。

オリックスは同社の買収により、保険分野で新たな顧客層を取り込むほか、昨年買収した資産運用会社・ロベコの活用も視野に入れている。

オリックスとハートフォードは、金額などの条件の最終的な詰めの交渉を行っている。昨年末時点のハートフォード生命の資産などから換算すると、買収金額は900億円程度になるもよう。

ただ、依然として流動的な面も残っている。交渉がまとまれば、4月にも正式発表する可能性がある。

ハートフォード生命をめぐっては、米親会社が変額年金業務を非中核事業と位置付け、日本法人の売却先を探していた。プライベート エクイティ ファンドなども買収意欲を示していたが、現在はオリックスが単独で買収交渉を行っているとみられる。

オリックスの広報担当者は、ロイターに対し、コメントを差し控えるとした。

オリックスはハートフォード生命の買収により、自社で行う保険業にはない新たな顧客ベースの取り込みを狙う。オリックスの保険業は、医療保険を中心に業績好調だが、新たな顧客層の取り込みで将来の業績拡大を目指している。

また、投資信託などの特別勘定で運用する変額年金保険ビジネスを取り込めば、グループの資産運用会社・ロベコを活用しシナジーを生み出せるとみているもよう。オリックスは昨年、蘭ラボバンクからロベコを約2400億円で買収していた。